3 次→聖府軍の重囲(桃園穂鳥)(2022/07/19 01:03) 2 13:死んでいるのか、眠っているのか――物言わぬクリスタルの彫像と化して、セラは結晶に埋もれていた。
できる事なら離れたくない。それでもライトニングは妹に別れを告げた。軍の追撃が迫っているのだ。
セラを運んでいてはとても逃げ切れない。それは苦渋の決断だった。(桃園穂鳥)(2022/07/19 00:27)1 だがスノウはセラを置き去りにできなかった。この場に残ってセラを守り、さらにはコクーンも守って、セラの願いを叶えると宣言するスノウ。
揺るがぬ決意を感じ取ったのか、ライトニングたちは静かに去る。こうしてルシたちの運命は分かれた。
ホープはとぼとぼと歩き出す。機会は何度もあったのに、結局スノウに告げられなかった。母はお前のせいで死んだ、と。(桃園穂鳥)(2022/07/19 00:27)