3 次→希望なき逃走(桃園穂鳥)(2022/07/19 21:37) 2 13:黙示戦争――下界とコクーンとの争い。夜空に聳える巨大な残骸は、数百年前の戦争で撃破された下界の飛空艇だ。
コクーン侵略を試みた下界の軍勢は、聖府のファルシの活躍で撃退されたが、コクーンもまた傷を受けた。
そこで聖府のファルシは下界から廃物を引き上げて、コクーン内に新たな土地を造成したのだ。
コクーン市民が下界を極度に恐れるのは、そんな黙示戦争の苦難が語り継がれている為だ。(桃園穂鳥)(2022/07/19 21:18)1 しかも下界の脅威は死に絶えていない。廃物に紛れていた下界の機械兵士が、錆びつく部品を自ら修理して彷徨っており、聖府軍による駆除も追いつかずにいるのだ。
ボーダムに埋もれていた下界のファルシも、廃物と共にコクーンに運び込まれ、数百年間眠っていたかもしれなかった。
下界の脅威が蠢く闇。ヴァニラとホープを庇いつつ、サッズはおっかなびっくり進む。(桃園穂鳥)(2022/07/19 21:18)