4 | 次→絆と現実(桃園穂鳥)(2022/08/02 10:39)
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3 | 13:ホープが意識を取り戻した場所は、スノウの大きな背中だった。 傷ついた体でホープを背負い、よろめきながらも歩くスノウは、陽気な笑顔の裏に秘めていた自責と苦悩を語って、ホープの手にナイフを委ねる。(桃園穂鳥)(2022/08/02 10:30)
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2 | スノウの背中は無防備だった。一突きすれば母を死なせた恨みを晴らせる。 復讐だけを目的に戦ってきたホープが、待ち望んだはずの瞬間――だが、その時気が付いてしまう。 スノウを殺しても母は戻らないと、最初からずっとわかっていた。それでも復讐を目指したのは、生きる支えが欲しかったからだ。(桃園穂鳥)(2022/08/02 10:30)
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1 | 復讐のために生きてきたのではなく、生き抜くための復讐だった。憎いスノウがいたからこそ、死闘に耐えて生きられたのだ。 自分はある意味スノウという存在に守られていた――そう悟ったホープは、再会したライトニングにナイフを返し、ノラ作戦の終わりを告げる。 聖府軍の追撃を躱し、彼らはホープの家へ辿り着いた。妻子を案じてやつれた父へ、ホープは母の死を伝える。(桃園穂鳥)(2022/08/02 10:30)
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