3 次→逃避行の果て(桃園穂鳥)(2022/08/05 01:01) 2 13:乱舞する光と音に彩られた華麗なスペクタクル「ポンパ・サンクタ」で描かれたのは、コクーンと下界の争いだった。
邪悪そのものの姿で登場した下界のルシが、コクーンの破壊を企む。
聖府のファルシとルシに追いつめられると、下界のルシは醜悪な怪物に変身した――かつて幻視した魔獣ラグナロクを思わせる姿へ。
そして最終決戦が始まり、下界のルシは敗北する。討ち取られたルシの姿は、自分たちの未来を暗示するかのようだ。(桃園穂鳥)(2022/08/05 00:54)1 ひとときの夢を見たかったのに、見せつけられたのは現実だった。
二人はノーチラス・パークへ向かう。もう少しだけ楽しんだら、ヴァニラは真実を告白しようと決意していた。
サッズの息子ドッジがルシにされた責任は、他ならぬ自分にあるのだと。同じくサッズも、密かに決意を固めていた。彼はもう逃亡に疲れ切っていた。
遠くない別れを予期しながら、二人とも無理に笑っていた。(桃園穂鳥)(2022/08/05 00:54)