場所 チェック対象 キャラクター 会話・メッセージ内容
寄宿舎 ナエギ マコト ナエギ コト ここは多分、キミ達、新入生の為に用意された
寄宿舎だろうね。
シロガネ ツムギ カマツ カエデ あの…名前を聞かせて貰っていい?
シロガネ ムギ あぁ、わたしの名前は白銀つむぎ。
“超高校級のコスプレイヤー”だよ。
カマツ カエデ コスプレイヤーなんだ。
シロガネ ムギ 意外…だった?
よく言われる、普段が地味だからね。
カマツ カエデ でも、言われてみればわかるかも。
なんか、妙なフェロモンを感じるもん。
きっと、普段から見られてるせいで、
フェロモンが出まくってるんだね!
シロガネ ムギ うーん…本当は人から見られるのって、
あんまり好きじゃないんだけどね…
キャラクターの衣装を再現するのが好きなだけで、
別の人が着てくれればいいんだけど…
ほら、最近はキャラクターになり切る事よりも、
コスプレする自分を前に出してくるレイヤーが多くて。
そういう人に利用されるくらいなら、
自分が愛を持ってコスプレした方がマシかなって。
カマツ カエデ 結構…厳しいんだね。
シロガネ ムギ でも、作った以上はたくさんの人に見せたいから、
見られるのは嬉しいんだけどね。
それに、企業のスポンサーも付いてくれて、
地味に高い素材でも遠慮なく使えるようになったし。
カマツ カエデ へぇ、スポンサーまで付くなんて、
さすがは“超高校級のコスプレイヤー”だね。
シロガネ ムギ 大した事ないよ。
初来日した時のパンダくらいしか人は集まらないし。
カマツ カエデ それ…かなり凄いよ。
社会現象レベルだよ?
シロガネ ツムギ
(チェック2回目以降)
シロガネ ムギ わたし、気が付いたらここにいたんだけど…
何がどうなってるのか、さっぱりだよ。
これって、もしかして誘拐とか拉致されたの?
こんなに地味なわたしが?
トウジョウ キルミ トウジョウ キル 私は“超高校級のメイド”東条斬美よ。
困った事があったらいつでも言ってね。
カマツ カエデ へぇ…“超高校級のメイド”なんて、
面白い才能だね。
ナエギ コト 東条さんは、新入生の中でも評判の人なんだよ。
頭脳明晰でスポーツ万能のスーパー高校生が、
メイドのアルバイトをしてるらしいけど…
その仕事ぶりはあまりにも完璧で、
どんな依頼でも必ず完遂するって評判なんだ。
カマツ カエデ えっ!?そんな凄い人なの!?
トウジョウ キル “どんな依頼も”は言い過ぎだわ。
前にも国家滅亡を依頼された事があるけど、
さすがに無理だからお断りしたもの。
カマツ カエデ て言うか…依頼されただけで凄いけど。
ナエギ コト 噂では、各国首脳のボディーガードにも抜擢されたって
聞いた事もあるけど…
トウジョウ キル ボディーガードじゃないわ。
あくまでメイドとして雇われただけよ。
カマツ カエデ けど、そんな重要人物にまで雇われるなんて、
まさにスーパーメイドだね…
有能なだけじゃなくて、謙虚で落ち着いた雰囲気…
さすが“超高校級のメイド”…って事でいいのかな?
トウジョウ キルミ
(チェック2回目以降)
トウジョウ キル 困った事があったらいつでも言ってね。
私にできる事なら、なんでもするわ。
ホシ リョウマ ナエギ コト あぁ、彼は“超高校級のテニス選手”の―――
ホシ ョウマ フン…そいつは昔の話だ。
“超高校級のテニス選手”と呼ばれた星竜馬は、
もうどこにもいねー…
俺は…そのなれの果てだ。
ナエギ コト 星竜馬クン…
新聞にも載った事があるんじゃないかな。
海外の大会でも優勝している将来有望なテニス選手が、
マフィア組織を1人で壊滅させたって…
カマツ カエデ マフィアを1人で壊滅!?
ナエギ コト 特注の鋼鉄製テニスボールを使った“殺人テニス”で…
次々とマフィア連中の頭を打ち抜いたらしいんだ。
カマツ カエデ 殺人テニスって…!
ホシ ョウマ フン、そこまで知っていたかよ…
で、どうだ?自分の才能を人殺しに使うようなクズを
目の当たりにした感想はよ?
カマツ カエデ で、でも…どうして、
そんな自分の将来を棒に振るような真似を?
ホシ ョウマ フン、その“将来”ってヤツが、
俺に必要なくなったからさ…
カマツ カエデ えっ?
ホシ ョウマ いや、なんでもねー。
柄にもなく喋り過ぎちまったみたいだ。
とにかく…忠告しておくぜ。
俺みてーな殺人者には不用意に近付かねー事だ。
カマツ カエデ と、それだけ言うと、
彼は私達に背を向けてしまった。
ホシ リョウマ
(チェック2回目以降)
ホシ ョウマ …何度も言わせるな。
俺みてーな殺人者に不用意に近付かねー方がいい。
ドア
(主人公)
カマツ カエデ あれ?
ここのドア、私の似顔絵が貼ってある?
ううん、私だけじゃない。
苗木さんと日向さんの似顔絵も貼ってある。
どういう事なんだろう?気になるし、開けてみよう。
ナレーション 『ガチャ…ガチャ…』
カマツ カエデ ダメだ…開かない。
鍵が掛かっているみたい…
ドア ナレーション 『ガチャ…ガチャ…』
カマツ カエデ …開かない。
鍵が掛かっているみたい。
モニター カマツ カエデ モニターが置かれている…
今は何も映っていない。
このモニター、
もしかして学校中に設置されてるのかな?
女子トイレ 女子トイレ ナエギ コト ………………
僕はここで待ってるから…
カマツ カエデ へ、変に意識させちゃったような…
イルマ ミウ カマツ カエデ あのー…ちょっといいかな?
イルマ  急に話しかけてくんな、メスブタ!
カマツ カエデ 初対面で…いきなりメスブタって…
ねぇ、滅茶苦茶言ってるけど…
あなたって何者なの?
イルマ  えっ?お、お前マジか?
このオレ様を…知らねーのか?
黄金の脳細胞と歴史的な美貌を誇る、
あの美人過ぎる天才…
“超高校級の発明家”入間美兎さまだぞッ!
カマツ カエデ うーん、聞いた事ないけど…
ちなみに…どういう発明をしてるの?
イルマ  あぁ、寝ながらキーボードを打てる便利グッズとか、
寝ながらマンガを読める便利グッズとかだな。
後は…寝ながらご飯を食べられる便利グッズとかもだ!
カマツ カエデ 全部…寝ながらなんだ。
イルマ  こっちは『いかに寝ながら過ごせるか』をテーマに、
発明に取り組んでんだよ。
ま、息抜きで作った『目薬型コンタクト』とか、
くだらねーのもあるっちゃあるけどな…
カマツ カエデ えっ?あれって入間さんの発明なの?
友達でも使ってた子いたよ!?
イルマ  ケッ、パンピーが!
あんなのぶっ大した事ねーっつーの!
寝ながら楽できる訳でもねーし、
テメーらと同じ失敗作だな!
権利だって企業にくれてやったから、
オレ様はもう何も関係ねーしな。
カマツ カエデ なんか…もったいないな。
寝ながらシリーズよりよっぽど凄いと思うけど。
イルマ ミウ
(チェック2回目以降)
イルマ  うっせーな、クソビッチ!
用もねーのに何回も話しかけてくんじゃねーよ!
モニター カマツ カエデ モニターが置かれている…
今は何も映っていない。
このモニター、
もしかして学校中に設置されてるのかな?
トイレから出る カマツ カエデ お、お待たせ、苗木さん。
ナエギ コト あ、うん。
それじゃ、行こうか。
食堂 ナエギ マコト ナエギ コト ここにいるみんなも、赤松さんと同じ新入生だよ。
挨拶してみたらどうかな?
モモタ カイト モタ カイト オレは、宇宙に轟く百田解斗だっ!
泣く子も憧れる“超高校級の宇宙飛行士”だぜ!
どうだ!宇宙飛行士だぞっ!
カッケーだろ!?
カマツ カエデ そ、そうだね…宇宙なんて行った事ないから
詳しくはわからないけど…
モタ カイト ははっ、そりゃそうだ!
宇宙ってのは素人が簡単に行ける所じゃねーからな!
オレも宇宙飛行士っつっても…まだ訓練中だしな。
カマツ カエデ あぁ、なんだ…訓練生なんだね。
モタ カイト けど…10代で宇宙飛行士の試験に合格したのは、
オレが初めてなんだぜ!
つーか、宇宙飛行士の試験は大学卒業の資格が必要で、
普通は受験すらできねーんだけどな。
カマツ カエデ えっ?だったら、どうやって試験を受けたの?
モタ カイト 知り合いに手先が器用なヤツがいてな…
そいつに色々と偽造して貰ったんだ。
カマツ カエデ 犯罪じゃん!
モタ カイト あぁ、結局はバレちまってエライ目に遭ったぜ!
けど、上の連中が面白がって採用してくれたんだ。
もちろん、試験が良かったからってのもあるけどよ。
カマツ カエデ む、無茶するなぁ…
モタ カイト 無茶くらいしねーと、
夢はいつまでたっても夢のまんまだ。
3年も4年も待ってられっかっつーんだ!
オレは1秒でも早く宇宙に飛び出してーんだよ!
カマツ カエデ うーん…凄いエネルギーの持ち主みたいだね。
モモタ カイト
(チェック2回目以降)
モタ カイト にしてもよぉ、オレはなんで
こんな学園に入学した事になってんだ?
オレは1秒でも早く宇宙に飛び出してーんだ!
だから、こんな面倒な事態は
遠慮しときてーんだけどよぉ…
チャバシラ テンコ チャバシラ テン いつ襲われてもいいように、
臨戦態勢を整えておかないといけませんね!
必殺の“ネオ合気道”で身を守るのですよ!
カマツ カエデ あぁ、合気道って事は、
もしかしてあなたって―――
チャバシラ テン あ、はい!そうなんです!
茶柱転子は“超高校級の合気道家”なんです!
カマツ カエデ へぇ、合気道って格闘家っぽいイメージだけど、
こんなに可愛い子もやってるんだ…
チャバシラ テン か、可愛いって…!
うひー…や、やめてくださいよぉ。
べ、べ、別に…可愛くないですって!
シェイクを吸う時とか凄いしわくちゃですし…
タオルで顔を拭く度にまぶたが裏返っちゃうんですよ?
カマツ カエデ そ、そうなんだ…でも本当に可愛いと思うけど。
苗木さんも、そう思わない?
ナエギ コト えっ?えっと…
チャバシラ テン …答えなくても結構ですよ。
カマツ カエデ ど、どうしたの?急に凄い顔になったけど!
チャバシラ テン 転子、男死なんかに褒められても、
嬉しくありませんので。
カマツ カエデ …男死?男子の事?
もしかして…男の人が苦手なの?
チャバシラ テン 苦手って言うか…それ以前の問題です。
男死に触られそうになると、
条件反射で投げた後にすかさず極めてしまうんです。
カマツ カエデ 確かに…苦手以前の問題だね。
ところで…その“ネオ合気道”って?
チャバシラ テン 師匠と一緒になんとなく合気道を想像して、
そこから作り上げたのが“ネオ合気道”なのです!
カマツ カエデ 完璧な…自己流って事だね。
チャバシラ テンコ
(チェック2回目以降)
チャバシラ テン ここが安全な場所とはとても思えません!
いつ襲われてもいいように、
臨戦態勢を整えておかないといけませんね!
ユメノ ヒミコ メノ ヒミコ …聞いて驚いて敬うがいい。
ウチこそは“超高校級の魔法使い”夢野秘密子じゃ。
カマツ カエデ ………………
ナエギ コト ………………
メノ ヒミコ ………………
ちなみに、表向きは…
“超高校級のマジシャン”という事になっとるがな。
カマツ カエデ あぁ、マジシャンなんだ。
だったら、最初からそう言ってよ。
まぁ、そりゃそうだよね。
魔法なんて存在する訳ないもんね。
メノ ヒミコ ………………
んあー…魔法は存在するぞ。
カマツ カエデ …え?
メノ ヒミコ なぜなら…ウチは魔法使いじゃからな。
カマツ カエデ マジシャンなんでしょ?
メノ ヒミコ …それは表向きの話じゃ。
陰謀でマジシャンを名乗らされてはおるが、
ウチは魔法使いなんじゃ。
カマツ カエデ い、陰謀…?
メノ ヒミコ ウチの魔法を手品と称する事で、
魔法の存在を隠そうとする連中がおるのじゃ…
その陰謀のお陰で…ウチは手品師として有名になって…
世界中の…マジックショーから出演依頼が殺到し…
ううっ…ウチはマジシャンではないのに…
魔法使いなのに…誰も認めて貰えん…
カマツ カエデ ま、まぁまぁ…そんなに落ち込まないでよ。
ナエギ コト えっと、夢野さん…ボク達に、
何か魔法を見せて貰う事ってできるかな?
カマツ カエデ あ、そうだよ!
あなたの魔法を見せてもらえば信じられるよ!
ほら、私達を元の場所まで
ひとっ飛びとか―――
メノ ヒミコ …魔法は万能ではない。
やれる事は限られておる。
カマツ カエデ そ、そうなんだ…
だったら逆に…何ができるの?
メノ ヒミコ …観客の選んだカードやコインを当てたり、
後は鳩を出したり…
んあー…本気になれば、
人体切断なんかもできるぞ。
カマツ カエデ 完全に…手品だ!
ユメノ ヒミコ
(チェック2回目以降)
メノ ヒミコ しかし、一体どういう事なんじゃ?
ウチはどうしてこんな場所におるんじゃ?
んあー、めんどいのぅ…
早く帰りたいわい…
テラス扉 カマツ カエデ このドア、有刺鉄線で塞がれている。
教室の窓もだったけど…
まさか…
外に出られそうな所は全部、塞がれてるの…?
注意書き カマツ カエデ これは…食堂の利用方法についての注意書きみたい。
『食堂 使用上の注意』
『食堂にある食べ物は、
自由に食べていただいて結構です。』
『使った調理器具は責任を持って片付けましょう』
『夜時間の間、食堂は閉鎖されます』

…夜時間ってなんだろう?
夜は閉鎖されるって事…かな?
モニター カマツ カエデ モニターが置かれている…
今は何も映っていない。
このモニター、
もしかして学校中に設置されてるのかな?
倉庫 ??? おーい!待ってよー!
??? やめてください!
ボクに近付かないでください!
カマツ カエデ 白い服の人が…もう1人の妙な格好の人を
追い掛け回しているみたいだけど…
何これ?どういう状況?
ナエギ マコト ナエギ コト ここは、凄く大きな倉庫だね…
探せば何でもありそうだ。
キーボ
(キーボからチェックした場合)
??? やめてください!
ボクに近付かないでください!
??? ねー、待ってってばー!
ちょっと、ボディを触らせてよー。
オレはロボットと友達になりたいんだよー。
カマツ カエデ えっ?ロボット!?
??? …なんですか?
キミ達もロボット差別ですか?
ボクには録音機能もあるんですよ?
差別的な発言をすると、後で訴えますからね。
カマツ カエデ て言うか…キミってロボットなの!?
本当に本当の…ロボットなの!?
??? いいえ、ボクはただのロボットではないんです!
ボクの名前はキーボ!
“超高校級のロボット”なんですよ!
カマツ カエデ “超高校級”の…ロボット?
??? あー、ずるいのー。
勝手に自分だけ自己アピールしちゃってさー。
オレにも自己紹介させてよー。
カマツ カエデ あ、じゃあ…お願い。
??? オレは王馬小吉だよ。
“超高校級の総統”なんだー。
カマツ カエデ ロボットに…総統?
どっちも…かなり意味不明なんだけど。
オウマ コキ ところで、初めて知ったんだけど、
ロボットの息ってガソリン臭いんだね。
ーボ ガソリン臭くありません!
ボクは電気で動いているんです!
オウマ コキ にしし…冗談だよ。
ーボ …笑えませんよ。
オウマ コキ まぁ、人間のユーモアは、
ロボットには理解できないよねー!
ーボ バ、バカにしないでください!
漫才の歴史は学習済みです!
カマツ カエデ せめて、漫才そのものを見た方がいいと思うけど…
ーボ それに、見た目はロボットかもしれませんが、
キミ達と同じ高校生なんですよ?
カマツ カエデ 高校生…なんだ。
ーボ ボクを作ってくれたのは、
ロボット工学の第一人者である飯田橋博士なのですが…
博士がボクに積んでくれた学習型AIは、
人間の脳と同じような“成長するAI”でした。
だから、誕生当時のボクは、
赤ちゃんと同じように何もわかりませんでしたが…
博士は、そんなボクを
我が子のように根気強く育ててくれたんです。
色んな事を教えてくれて…
最終的にボクを高校にまで通わせてくれました。
そして今に至るという訳です!
どうです、みなさんと一緒でしょう!
オウマ コキ ねぇ、ロボってチンコ付いてるの?
ーボ 脈絡のない話をしないでください!
オウマ コキ にしし…だってロボットのクセに
エピソードが弱いんだもん。
カマツ カエデ まぁ、“超高校級のロボット”なんて、
存在だけで“超高校級”だけどね…

で…そっちの王馬くんは?
キミの“超高校級の総統”もよくわからないんだけど…
オウマ コキ …あぁ、オレは悪の秘密結社の総統なんだよ。
カマツ カエデ …え?
オウマ コキ 結構、凄いんだよー。
構成員が1万人以上いる組織だからね。
カマツ カエデ それって…本気で言ってるの?
悪の秘密結社なんて―――
オウマ コキ さぁね。オレて嘘つきだから。
カマツ カエデ え?嘘?
オウマ コキ まぁ、オレが悪の秘密結社の総統ってのは、
ホントなんだけどね!
カマツ カエデ どっちなの?
オウマ コキ にしし…教えないよーだ。
ナエギ コト “超高校級の総統”か…
キミみたいな才能の持ち主に会ったのは、
ボクも初めてだよ。
カマツ カエデ あっ…そうだ、苗木さんは新入生に関する
資料を見たんだよね?
だったら、王馬くんの言ってる事が
本当かどうかも知ってるんじゃない?
えっと…資料って言っても、
生徒のボクが自由にみられる程度の内容だから…
オウマ コキ オレがどれほどの事をしてきたかなんて、
当然知らないよねー?
…知ってたら、苗木さんは
とっくにオレの部下に消されてるはずだしさ。
カマツ カエデ ねぇ、どう考えても嘘臭いんだけど、
やっぱり嘘だよね?
ーボ 放っておきましょう。
彼はさっきからそんな事ばかり言っているんです。
…ボクよりよっぽど不審人物ですよ。
オウマ コキ まぁ、ロボは人物じゃないからね。
不審人物じゃないよね。
ーボ グッ…!
オウマ コキ あ、怒った?ロケットパンチ?
ーボ そんなのできません!
オウマ コキ なーんだ、つまんないのー。
カマツ カエデ なんか…変な人。
ホントに子供が悪ふざけしてるみたいだけど…
この状況でよく悪ふざけができるよね。
それも…悪の総統だからって事?
オウマ コキチ
(王馬からチェックした場合)
??? ねー、待ってってばー!
ちょっと、ボディを触らせてよー。
オレはロボットと友達になりたいんだよー。
カマツ カエデ えっ?ロボット!?
??? …なんですか?
キミ達もロボット差別ですか?
ボクには録音機能もあるんですよ?
差別的な発言をすると、後で訴えますからね。
カマツ カエデ て言うか…キミってロボットなの!?
本当に本当の…ロボットなの!?
??? いいえ、ボクはただのロボットではないんです!
ボクの名前はキーボ!
“超高校級のロボット”なんですよ!
カマツ カエデ “超高校級”の…ロボット?
??? あー、ずるいのー。
勝手に自分だけ自己アピールしちゃってさー。
オレにも自己紹介させてよー。
カマツ カエデ あ、じゃあ…お願い。
??? オレは王馬小吉だよ。
“超高校級の総統”なんだー。
カマツ カエデ ロボットに…総統?
どっちも…かなり意味不明なんだけど。
オウマ コキ ところで、初めて知ったんだけど、
ロボットの息ってガソリン臭いんだね。
ーボ ガソリン臭くありません!
ボクは電気で動いているんです!
オウマ コキ にしし…冗談だよ。
ーボ …笑えませんよ。
オウマ コキ まぁ、人間のユーモアは、
ロボットには理解できないよねー!
ーボ バ、バカにしないでください!
漫才の歴史は学習済みです!
カマツ カエデ せめて、漫才そのものを見た方がいいと思うけど…
ーボ それに、見た目はロボットかもしれませんが、
キミ達と同じ高校生なんですよ?
カマツ カエデ 高校生…なんだ。
ーボ ボクを作ってくれたのは、
ロボット工学の第一人者である飯田橋博士なのですが…
博士がボクに積んでくれた学習型AIは、
人間の脳と同じような“成長するAI”でした。
だから、誕生当時のボクは、
赤ちゃんと同じように何もわかりませんでしたが…
博士は、そんなボクを
我が子のように根気強く育ててくれたんです。
色んな事を教えてくれて…
最終的にボクを高校にまで通わせてくれました。
そして今に至るという訳です!
どうです、みなさんと一緒でしょう!
オウマ コキ ねぇ、ロボってチンコ付いてるの?
ーボ 脈絡のない話をしないでください!
オウマ コキ にしし…だってロボットのクセに
エピソードが弱いんだもん。
カマツ カエデ まぁ、“超高校級のロボット”なんて、
存在だけで“超高校級”だけどね…

で…そっちの王馬くんは?
キミの“超高校級の総統”もよくわからないんだけど…
オウマ コキ …あぁ、オレは悪の秘密結社の総統なんだよ。
カマツ カエデ …え?
オウマ コキ 結構、凄いんだよー。
構成員が1万人以上いる組織だからね。
カマツ カエデ それって…本気で言ってるの?
悪の秘密結社なんて―――
オウマ コキ さぁね。オレて嘘つきだから。
カマツ カエデ え?嘘?
オウマ コキ まぁ、オレが悪の秘密結社の総統ってのは、
ホントなんだけどね!
カマツ カエデ どっちなの?
オウマ コキ にしし…教えないよーだ。
ナエギ コト “超高校級の総統”か…
キミみたいな才能の持ち主に会ったのは、
ボクも初めてだよ。
カマツ カエデ あっ…そうだ、苗木さんは新入生に関する
資料を見たんだよね?
だったら、王馬くんの言ってる事が
本当かどうかも知ってるんじゃない?
えっと…資料って言っても、
生徒のボクが自由にみられる程度の内容だから…
オウマ コキ オレがどれほどの事をしてきたかなんて、
当然知らないよねー?
…知ってたら、苗木さんは
とっくにオレの部下に消されてるはずだしさ。
カマツ カエデ ねぇ、どう考えても嘘臭いんだけど、
やっぱり嘘だよね?
ーボ 放っておきましょう。
彼はさっきからそんな事ばかり言っているんです。
…ボクよりよっぽど不審人物ですよ。
オウマ コキ まぁ、ロボは人物じゃないからね。
不審人物じゃないよね。
ーボ グッ…!
オウマ コキ あ、怒った?ロケットパンチ?
ーボ そんなのできません!
オウマ コキ なーんだ、つまんないのー。
カマツ カエデ なんか…変な人。
ホントに子供が悪ふざけしてるみたいだけど…
この状況でよく悪ふざけができるよね。
それも…悪の総統だからって事?
キーボ
(チェック2回目以降)
ーボ 見た目はロボットかもしれませんが、
キミ達と同じ高校生ですから。
高校生同士、仲良くしましょう!
オウマ コキチ
(チェック2回目以降)
オウマ コキ ロケットパンチもできないロボットなんて、
何の為に存在してるのかわかんないよね…
高跳びのバー カマツ カエデ 高跳びのバーみたいだね。
ここって、体育倉庫を兼ねているのかな?
ハードル カマツ カエデ これ、体育の授業で使うハードルかな。
学校なんだし、あってもおかしくないけど…
そこはかとない違和感があるのはなんでだろう?
マット カマツ カエデ マットが置いてある…
これを使った授業もやるのかな?
ラジコンヘリ カマツ カエデ これは…ラジコンヘリ?
どうして学校の倉庫にこんな物があるんだろう?
モニター カマツ カエデ モニターが置かれている…
今は何も映っていない。
このモニター、
もしかして学校中に設置されてるのかな?

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