喫茶ルブランのマスター 佐倉 惣治郎
「おい、お前
蓮の友達だろ?
確か…
名前はプレイヤー、だったか?
蓮から聞いてるぜ。
いつも世話になってるみてえだな。
いきなり話しかけて悪ぃな。
アイツ、ウチの店の二階に
住んでんだよ。
俺は喫茶店ルブランのマスター
「佐倉惣治郎(さくらそうじろう)」だ。」
「はじめまして」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「ほう…なかなか礼儀が
なってるじゃねえか。
こっちこそ、よろしくな。」
「ここで何を…?」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「俺か?
ブラついてんだよ。
まったく、一人だなんて寂しいもんだぜ。」
「デートですか?」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「だったら良かったけどな。
ご覧の通り、一人だよ。」
佐倉 惣治郎
「今日はこの辺の飲食店を
調査でもしようかと思ってな。
流行りのメニューってのを
食べ歩いてたんだ。
うちも飲食やってるからね。
若い娘もいるし、話題づくりも
兼ねてって感じだけどよ。
今は写真撮った時に
見栄えするメニューが
いいっていうじゃねえか。
ウチの店も若いヤツにウケる
ようなメニューでもありゃ、
あいつらも喜ぶかもな…」
「そうかもしれない」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「だろ?
世情に疎くても生きていけるが、
知ってる方が有利に動ける。
そういうモンだろ。」
「あいつらって?」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「ああ、ウチの奴の友達が
店によく出入りしてんだよ。
若者向けのメニューでも出したら
驚くんじゃねぇかと思ってな。」
「コーヒーとカレーは?」を選ぶ♪♪

佐倉 惣治郎
「ほう、ウチの看板メニューを
知ってんのか。
もちろん、ウチの自慢は
コーヒーとカレーだ。
だが、それとは別に
変わり種があっても面白いだろ。」
佐倉 惣治郎
「ま、もともと道楽半分で始めた
ような小さな店だけどよ。
今じゃ結構、気に入ってんだ。
来るのを楽しみにしてくれる
お客さんもいるしな。
別に、店を流行らせたいって
訳じゃないが…
喜んでくれる連中がいるなら、
やってもいいかと思ってな。」
「楽しみだ」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「ま、思い立ったはいいものの、
どうするかまでは未定だけどな。」
「応援する」を選ぶ♪♪

佐倉 惣治郎
「そいつは有難い。
思い立ったはいいものの、
どうするかまでは未定なんだよ。」
「素敵マスターだ」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「おいおい、おだてたって
カレーくらいしか出せねえぞ?
それに、思い立ったはいいものの
どうするかまでは未定だ。」
佐倉 惣治郎
「そうだ、お前…
この辺りで話題の店
知らねえか?
若い子に人気っていうの?
情報あったら、教えてくれよ。」
「荻窪のラーメン店」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「あー、ラーメンね。
そういや最近、食ってねえな。
昔なら大盛りで
注文したんだがな…」
「銀座の高級寿司店」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「銀座の寿司だぁ?
回らねぇやつだろ、それ。
てか、あんな高い店に
若者が入ってるのかよ?」
「新宿のバー」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「まさか…
お前、そんな店に
出入りしてんのか!?
大体、そういう店は大人が行く場所だ。
若い子は行かねえだろうがよ…」
佐倉 惣治郎
「にしても、お前…
ウチは喫茶店だ。
参考にするにしても
店の種類が違いすぎるだろ。
喫茶店って言えば…
たしか、メイドが接客して
くれる店があるんだろ?
そことかどうだ?
なんでも、若い子に人気だって
聞いたことがあるんだが。」
「奇妙な場所だ」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「奇妙…?
聞いてた話と違うな。」
「ご主人様になれる」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「主人になる?
んなの、特別なことでもねえだろ。
…よく分かんねえけど、
そんなにウケてるのか?」
「にゃんにゃんされる」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「なんだ、猫でもいんのか?
飲食店で動物は考えモンだが、
猫ってのはどうしてもアレだ…
つい撫でたくなっちまう。」
佐倉 惣治郎
「ま、百聞は一見に如かずだ。
どんなメニューが
揃ってるのかも、気になるし
今度行ってみるか。」
「楽しんできて」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「ああ、どんな店なのか
しっかり見させてもらうとするか。」
「予習しておいた方がいい」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「メイド喫茶、入るのに
勉強しとく事があんのかよ…」
「止めはしない…!」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「なんだ?
訊きてえよ、止めなきゃなんねえ
理由ってヤツがあんならよ…」
佐倉 惣治郎
「とにかくだ。
そういうわけだから、今度の休日に
付き合ってくれねぇか?
さすがに、若者向けの店に
一人で行くってのもな…
協力してくれると助かるんだがな。」
「手伝おう」を選ぶ♪♪

佐倉 惣治郎
「悪いな、恩に着るよ。」
「お金がなくて…」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「んなの、こっちで持つよ。
俺が誘ってんだから、当然だろ。
変な気は遣わなくていい。」
「よろこんでご主人様」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「なんだ、そのご主人様ってのは。
変な感じだな…」
佐倉 惣治郎
「とりあえず、決まりでいいな?
メイド喫茶ね…ウチの娘が聞いたら
えらく食いつきそうだな。
じゃ、プレイヤー
当日はよろしくな。」
メイドカフェ初体験 佐倉 惣治郎
「ここがメイド喫茶か…
今どきの若いヤツってのは、
こんな店に出入りしてんのかよ。
俺にはどうも、理解できねえな…
まぁ、喫茶って言うくらいだ。
きっと参考になるモンもあるだろ。
早速、勉強させて
もらうとするかね。」
「せっかくだし楽しもう」を選ぶ♪♪

佐倉 惣治郎
「ああ、もちろんだ。
こういう機会は大切にしねえとな。」
「メイドが可愛いな」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「思ってたより若いんだな。
ウチの娘と大差ないって思うと、
少し複雑な気になっちまう。」
「お腹が空いた」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「お前は食欲優先、か。
まあそれもいいだろ。
食いたいもん注文していいぞ。
付き合ってもらってる礼だ。
遠慮すんなよ。」
佐倉 惣治郎
「ああ、もちろんだ。
こういう機会は大切にしねえとな。
メニューは…
ほっこりコーヒー、あっちっティー
かきかきオムレツ…?
へぇ、メイドが
オムレツに絵をねぇ…
コーヒーに絵を描く
ラテアートっていうのも
人気があるんだろ?
これならウチの店でも、
メニューに加えられるかもな。
オムライスならウチのメニューに
あるし、ラテアートってのも
簡単なヤツなら出来そうだ。」
「面白そうだ」を選ぶ♪♪

佐倉 惣治郎
「そうだろ?
やってみる価値は
あると思うんだ。」
「できるのか…!?」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「できるとか、
てきないの話じゃねえ
やってみるんだよ。
やる前から諦めるのは
論外ってヤツだ。」
「ギャップに萌える!」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「も、萌え…?
よく分かんねえが、
悪くねえってことか?
なら、決まりだ…!」
佐倉 惣治郎
「よし、そうと決まったら、
早速注文してみるか…
オムライスにラテアート。
パフォーマンスも売りなんだろ?
メイドの実演も見てみないとな。
メ、メイド喫茶ってのは
あんなサービスするのかよ…
正直、度肝を抜かれたぜ。
カフェラテはホットココアになってるわ。
オムレツは『唯我独尊』って
書こうとして失敗するわ…
うっかりすぎだろ。
まぁ、そのうっかりさが
ここの売りだって言われたら
そうなのかもしれないけどな…
まあ、これと同じパフォーマンスは
さすがに無理だが、
雰囲気はだいたい分かった。
要は茶目っ気ってか、遊び心だろ。
見て楽しみ要素が
若者にウケる要因なんだな。
ま、こんなオッサンがやっても
誰も嬉しくないかもしんねえけどよ。」
「大事なのは愛情だ」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「はは、そうだな。
確かに、大事なのは愛情だって
メイドさんも言ってたしな。
オーダーミスはさすがに
どうかと思うが…あれも愛嬌か。」
「絶対に需要はある」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「本当かよ…?
お前、こんなオッサンが
愛情注入☆とか言ったら
気持ち悪ぃだろうがよ…
ま、ウチはパフォーマンスじゃなく
真心で勝負だ。
大事なのは愛情だって
メイドさんも言ってたしな。」
「カリスママスターになれるな」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「やめてくれよ。
そういうのはガラじゃないんでね。
ただ、あいつらが喜ぶなら
やってみるかって程度で…
…って、なに言わせんだよ。
俺のことはいいんだ。」
佐倉 惣治郎
「…とまあ、あれこれ考えちゃいるが
結局ウチの看板メニューは
カレーとコーヒーだからな。
その味を守りつつ、
新しいことも取り入れる…か。
今まで考えたこともなかった。
時代ってのは、いやでも
少しずつ変わってくもんだねえ。
ウチの娘もちっこかったのに、
気づけば背も伸びて
今じゃすっかり大人の女だよ。
…って、つい話が反れちまった。
ヘンなこと聞かせちまって悪いな。」
「もっと聞きたい」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「あほ、もう終わりだ。
小っ恥ずかしくなってきちまった。」
「色々と協力しよう」を選ぶ♪♪♪

佐倉 惣治郎
「助かるよ。
お前のアドバイスのおかげで
いい新メニューができそうだ。」
「お礼はカレーがいい」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「カレー?
そんなのいくらでも
食わせてやるよ。」
佐倉 惣治郎
「しっかし
お前と話してると
つい口が軽くなっちまう。
まぁ、気を張らずに話せるから
こっちはラクだよ、ありがとな。
さてと…今日見た
オムレツとラテアートに挑戦しねえとな。
今度の休み、
厨房開けとくから
ウチの店、来てくれ。
よろしく頼むぜ。」
力を貸してやるぜ? 佐倉 惣治郎
「よし、今日は実践だ。
お前も分かってると思うが、
何でも最初ってのが肝心なんだ。
味については心配ねえとして…
問題は見た目か。
俺はケチャップで絵を描いた
経験はゼロだからな。
もちろん
ラテアートも、だ。
………
…………
ところでオマエ…
さっきから何、
ジロジロ見てんだよ。」
「エプロンが似合ってるな」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「お前なぁ、
何言い出すかと思えば…
エプロンなんて、
誰がつけても
こんなモンだろ。」
「普段着とのギャップがすごい」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「そうか?
そんなの気にした
こともなかったな。
で、何だ。
それって褒めてくれてんのか?
こんなモンだろ。」
「溢れる色気にめまいが…」を選ぶ♪♪♪

佐倉 惣治郎
「おーおー、嬉しいこと
言ってくれるねえ。
こりゃ、俺もまだまだ
イケるってことかね?
これが、若いヤツらにはない
大人の魅力ってやつだぜ…?」
佐倉 惣治郎
「ま、その話は
さておき…だ。
今日の本題は
新メニューの開発だ。
オムレツにラテアート…
ウチじゃオムライスだが、
まぁやることは同じだ。
後は実践あるのみ。
大事なのは『ハート』だ。」
「気持ちのこと?」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「もちろん、気持ちを込めるのは
重要だけどよ。
今、俺が言ってるのは
絵柄のことだよ。」
「絵柄のこと?」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「そのとおりだ。
初心者は『ハート』からって、
本に書いてあったんだよ。」
「男気をみせるのか?」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「男気って…
そんな大層な話じゃねえよ。
オムライスとカフェラテに描く
絵柄の『ハート』のことだ。
初心者は『ハート』からって、
本に書いてあったんだよ。」
佐倉 惣治郎
「早速、始めてみようぜ。
どうだ…?
自分でいうのも何だが、結構いい感じに
仕上がってきたんじゃねえか?
俺が料理にハートを描くってのも、
なんか妙な気持ちだが…
これなら他の絵にも
挑戦できそうだろ。
プレイヤー、今度は
お前の好きなモン、
オムライスに描いてやるよ。」
「かわいい動物」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「動物ねぇ…
猫くらいなら描けるか?
ほら、蓮が連れてる猫がいるだろ。
アイツなんかどうだ?」
「スキって書いて」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「おいおい、正気かよ…
俺はメイドじゃねえぞ。
内容はともかく、
文字を書く練習もしとくか…
お前の名前でも書いてやるよ、
それで我慢しろ。」
「マスターの似顔絵」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「それ、本当に描いてほしいのか…?
どうしてもって言うなら
描いてみるけどよ…
自分の顔とか難しすぎんだろ。
無茶難題ふりやがって…」
佐倉 惣治郎
「オムレツとセットで
ラテアートもいっとくか?
試食して素直な感想、
よろしく頼むぜ。」
「デザートもよろしく」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「あいよ。
デザートは別腹、だろ?
今日は腹いっぱいに
なるまで食ってけ。」
「おかわりが欲しい」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「食べる前から
おかわりの予約すんのか!?
まあ、大丈夫ならいいけどよ…
食いすぎて、腹壊すんじゃねえぞ?」
「カレーも食べたい」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「あいよ。
カレーも、ね…
今日は特別だ。
限界まで食ってけ。」
佐倉 惣治郎
「それにしても、プレイヤー。
お前って面白いヤツだな。
ずれてるかと思えば、
妙に的を射たことを言ったり。
ウチに蓮が来た時もそうだったよ。
分からねぇ奴だと最初は思ってたのに、
分かり始めると、つい節介しちまう。
他人に深く関わるってのは
面倒くさいと思ってたんだがな。
最近、それも悪くないって
思うようになったんだよな。
それで影響でもされちまったのかね…
俺も何か、始めたくなっちまった。
いい大人が…
まったく、笑われちまうよな。」
「気にすることじゃない」を選ぶ♪♪♪

佐倉 惣治郎
「…そうだな。
他人の目、気にしてちゃ
できねえ事なんていっぱいある、か。
お前の言うとおりだ。
やりてえことに
挑戦してみるのも、悪くねえ。」
「好奇心は大切だ」を選ぶ

佐倉 惣治郎
「言ってくれるじゃねえか…
でも、お前の言うとおりだ。
やりたいこともやらずに、
老けこんでなんか、いられねえ。」
「きっと良い変化だ」を選ぶ♪♪

佐倉 惣治郎
「ああ、そうだな。
少しくらい、やりてえことに
挑戦してみるのも、悪くねえ。」
佐倉 惣治郎
「しかし、この年になって
あれこれやりたいことが出てくるとはな。
…アイツが生きてたら、
なんて言うかね。
お前も、挑戦したい事があるなら
言ってみろよ。
今度は俺が
お前を手伝ってやるからよ。
人が力、貸すって言ってんだ…
遠慮はいらねえ。
そうだろ?
あれこれ考えんのもいいが、
まずはやってみねえとな。
それじゃ、プレイヤー
これからもよろしく頼むぜ?」



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