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2007/3/27 ものがたり、スケルトンT〜ちょっぷんまで追加
2008/4/3 ドラコ〜すけとうだらまで追加


ものがたり

カラフルな雑誌のページをめくりながらサタンさまは、異常にコーフンしていました。

『特集・ギャルにもってもてになろう!』
『この季節だからこその小麦色』


なんていう記事を何度も読み返しながら、彼は決意していました。

「そうとも、わたしはモテるための営業努力が足りなかったのだ!」

しかし、今はとてもじゃありませんが、小麦色になれる季節ではありません。
雑誌には
「南国ツアーガイド」なんてものも載っていたのですが、そこはサタンさまのこと、この場にいながらにして小麦色になるのが一番らくちんだと、含み笑いでなにやら怪しいことを始めました。
南国ツアーのほうが、らくちんだというのに困った魔界の王もいたものです

しかし、これがまた大騒ぎの元になるだなんてサタンさま、ちっとも気づきませんでした。
ほんとに、ほんのちょっぴりでさえ。



ある日、大変なことが起こりました。
一条の光が天に伸びたかと思うと、太陽がどんどん大きくなっていくではありませんか。
日差しはきつくなり、地面はじりじりと熱をおび、あたりにゆらゆらと陽炎が出てくる始末。
木々はしんなりと頭を下げ、海は干上がりもう、みんな大慌てです。


この様子を、みんなはただ黙って見ていたのでしょうか。
いいえ、

「ボクたちの世界を元に戻すんだ!」

と、元気よく立ち上がった少女がいたのです。
そう、アルルです。


別の場所では、シェゾが

「俺の夜を返せ!」

と怒りに震え、剣を手に旅立ちました。


一方その頃、ドラコは

「んー、いい天気だなー。
よーし、日光浴にでも行こうかな!」


なんてのんきなことを言ってました。
やれやれ。


かくして、それぞれの思いを胸に、彼らは旅立ちました。
目指すは、あの光を放つ謎の塔。
…と日光浴に手ごろな丘の上


ドラコの散歩1

スケルトン
「いやー、あつい太陽にあついお茶
このやけつくノドごしがたまらないねぇ !」
ドラコ
「がうーっ、あつくるしいっ!!」

スケルトン
「あばーっ!なんちゅーことを!!」
ドラコ
「なによ!文句があるなら、ぷよぷよで勝負よ!!」


ドラコノ散歩2

ドラコ
「だいじょうぶ?しっかりして!」
ハーピー
「……」
ドラコ
「あ・・・お水がほしいのね?
はい、どうぞ」

ハーピー
「ラララ〜〜〜」
ドラコ
「え、お礼に歌を歌ってくれるの?」
ハーピー
「ラララ〜〜」

ドラコ
「うわーーー!
ひ、ひどいオンチ!
ハーピー
「ラララ〜〜」

ドラコ
「お礼はいいから、もーやめてー!!
しぬーーー!へたくそーーー!」


ドラコの散歩3

ドラコ
「はぁ、やっと丘のてっぺんについたわ

なにやってんの?
ひょっとして、キミは『おかサーファー』ってヤツ?」

ちょっぷん

「……」
ドラコ
「な、なに!? なんの音?」
ちょっぷん
「いーーーやっほぉぉぉ!
ほおっほぉぉー!」

アルルの冒険1

アルル
「あ、だれか倒れてる!?」
ドラコ
「ふ、この健康的な肌。
勝ったわね・・・。」
アルル
「あれ?ドラコ?」
ドラコ
「よし、勝負よアルル!
あたしと勝負・・。
あら・・・。」
アルル
「だいじょうぶ?
ほんとに勝負する?」

アルルの冒険2

インキュバス
「ハーイ、ハニー。
こんなあつい日に
どこへいくんだい?
よかったらボクと
つめたいドリンクでも
のまないかい?」
アルル
「なんだよキミは?
ボクはいそいでるの!」
インキュバス
「ああハニー。
この美男子、
インキュバスさまの
さそいをことわるなんて・・・。
キミも男をみる目が
ないようだねェ。」
アルル
「あー、どーでもいいけど、
メイクが汗で
ながれおちちゃってるよ。」
インキュバス
「Oh!シィット!!
ボクの素顔を
みてしまったのだね!
かわいそうだけど、
ハニーにはここで
死んでもらうよ。」

アルルの冒険3

すけとうだら
「やい!ここは
オレさまの水場だ!
とっとと出ていけ!!」
アルル
「べつに通るくらい、
いいじゃないか。」
すけとうだら
「だめだねー。
そんなこといって、
ホントはこの水場を
ひとりじめ
する気だろう?」
アルル
「ひとりじめしてるのは
キミのほうでしょ!」
すけとうだら
「なんだとー!
このすけとうだら
・・・。」
アルル
「・・・ほらね。」

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