場所 チェック対象 キャラクター 会話・メッセージ内容
教室 やっぱり…まずは自己紹介からだよね。
私の名前は、赤松楓。
別に、楓みたいに真っ赤に燃える情熱を
持ってるわけでもないけど…
この名前は、とても気に入っているんだ。
…あれ?
そういえば私、誰と話してるんだろう。
確か、今日もいつもの通学路を
いつものように登校してたはずだけど…
なんでだろう…?
私は今…真っ暗な眠りに落ちている。
……
…………
………………
…ん?
カマツ カエデ ………………
あ…れ…?
ここ、どこ…?
えっと…教室?
そう、そこは教室だった。
だけど…まるで見覚えのない教室だ。

私…どうしてこんな所で寝てたの?
??? …目が覚めた?
おはよう、赤松さん。
カマツ カエデ えっ?誰?
なんで私の名前を知ってるの?
キミ…知り合いだっけ?
見覚えがないんだけど…
ナエギ コト あぁ、驚かせちゃってごめん。
まずは自己紹介しておくね。
ボクの名前は苗木誠。
“超高校級の幸運”なんだ。
カマツ カエデ 超高校級の…幸運?
ナエギ コト ボクはこの学園の生徒なんだ。
ここでは毎年、
全国の高校生の中から抽選で1人を選んで…
その生徒を“超高校級の幸運”として
入学させているんだよ。
カマツ カエデ 全国の高校生の中からたった1人!?
すごいじゃん!本当に幸運なんだね!
ふーん…そんな超高校級の人もいるんだ。
知らなかったな。
ナエギ コト ここでは一応…
ボクはキミの先輩って事になうかな。
改めてよろしくね。
“超高校級のピアニスト”の赤松さん。
カマツ カエデ えっ!?せ、先輩だったの!?
ううん…先輩だったんですね!
ごめんなさい、私てっきり…
ナエギ コト 気にしなくていいよ。
敬語も、無理して使わなくていいし・
カマツ カエデ あれっ、そう言えば…
私、まだ自己紹介してないのに…
私が“超高校級のピアニスト”だって事、
どうして知ってるの?
ナエギ コト あぁ…新入生の事は資料になってるから、
それを見ておいただけだよ。
カマツ カエデ し、新入生?
私…とっくに高校に通ってるんだけど…
ねぇ、苗木さん…どういう事?
この学園って…一体何なの?
ナエギ コト それを説明すっる為にも…
まずは、そこの机を調べてみてくれるかな?
カマツ カエデ …調べる?
ナレーション 一体ここはどこなのでしょうか?
戸惑われている事かと思います。
ですが…そんな事はさておき、
簡単な操作説明をさせていただきます。
Lスティックで、
画面上の照準をご操作いただけます。
照準に反応があったら、
ボタンを押してください。
その対象を調べる事ができます。
Rスティックでは、視点の操作をしていただきます。
自由にお部屋をご覧くださいませ。
また
R1ボタンを押して頂くと
あなた様のお力で、物を動かす事ができます。
もしかしたら、素敵なサムシングが
見つかるかもしれません。
動かした物は
L1ボタンを押して頂ければ
元の通りにお片付けできますので、ご安心ください。
ただ、なんでも動かせる訳ではございませんので、
ご承知おきください。
そして、
ボタンを押されますと、
不思議なパワーで調べられるものがご覧になれます。
長々とご説明させて頂きましたが…
OPTIONボタンで操作方法もご確認頂けます。
まずは、この場所をしっくりお調べになって、
お話を進めてくださいませ。
ナエギ マコト カマツ カエデ ねぇ、苗木さん…
この学園って、一体なんなの?
ナエギ コト それを知って貰う為にも…
まずは、そこの机を調べてみてくれるかな?
カマツ カエデ …調べる?
モニター カマツ カエデ これてモニターかな?
今は何も映ってないけど…
学校に置く雰囲気じゃないような気がする…
カマツ カエデ 窓の外が緑で覆われている…?
それに…これって有刺鉄線だよね?
窓を有刺鉄線で塞ぐって…どういう事なの?
黒板 カマツ カエデ これ、黒板なのかな?
ここは学校だし、
あってもおかしくはないけど…
液晶画面になっているのかな?
変わった黒板だね。
ロッカー カマツ カエデ なんの変哲も無いロッカーだね…
ロッカーに意外性を期待するのも
変な話だけど…
カマツ カエデ さっきまで私が突っ伏していた机…
ヨダレの跡がくっきりと残ってる。
後で拭いておかないとね。
で、その机の上には…

…手紙?
ナレーション 『お願いします。体育館に来てください。
体育館に来てもらわないと、話が進まないのです。』
『でも気を付けてください。
他の連中が、その辺をうろついていますよ。』
『話かけると、自己紹介を聞く羽目になりますよ。』
『なんか見た事ある展開!でじゃぶ!
なんて言ってる場合じゃないのです。』
『とにかく、体育館までお願いします。
マジでお願いします。』
カマツ カエデ 何これ…?
お願いって、私に?
ふざけてるとしか思えないけど…
体育館に何があるんだろう。
しそれに、他の連中って?
言われた通り、机を調べてみたけど…
余計に混乱してきたよ。

ねぇ、苗木さん…これって、
この学園には私達の他にも誰かいるって事?
ナエギ コト うん、新入生はキミ1人じゃないんだ。
みんな、学園のどこかにいると思う。
せっかくだから、体育館に行く前に
みんなを捜して挨拶してみるのもいいんじゃないかな。
もちろん、まっすぐ体育館に行ってもいいし…
赤松さんに任せるよ。
カマツ カエデ う、うん…わかったよ。
て言うか…私が新入生って。
ホントにどういう事なの?
あー、どうしてこんな事になってるんだろう。
この学園って、なんなの?
ナレーション 扉をお調べ頂くか、
×ボタンで外に出る事ができます。

(チェック2回目以降)
カマツ カエデ 机の上には、私宛らしい手紙が置かれている…
『お願いします。体育館に来てください。
体育館に来てもらわないと、話が進まないのです。』
『でも気を付けてください。
他の連中が、その辺をうろついていますよ。』
『話かけると、自己紹介を聞く羽目になりますよ。』
『なんか見た事ある展開!でじゃぶ!
なんて言ってる場合じゃないのです。』
『とにかく、体育館までお願いします。
マジでお願いします。』

何度読んでも、ふざけてるとしか思えないけど…
とりあえず体育館に行ってみよう。
ナエギ マコト ナエギ コト 新入生はキミ1人じゃないんだ。
みんな、教室の外にいると思う。
せっかくだから、体育館に行く前に
他のみんなに挨拶するのもいいんじゃないかな。
もちろん、まっすぐ体育館に行ってもいいし…
赤松さんに任せるよ。

(何もチェックしていない)
カマツ カエデ 机の上を調べろって言ってたよね?
何があるんだろう?
校舎 ナレーション 廊下ではスティックで、
移動することができます。
移動しながら
L1ボタンを押して頂ければ
走ることができますので、ご活用下さいませ。
また、
Rスティックでは、室内と同じように、
視点の操作をおこなうことができます。
ボタンを押して頂くことで
大きな地図も見ることができます。
便利な世の中になって参りましたね。
それでは、ご学友の皆様を
捜しにいってらっしゃいませ。
アマミ ランタロウ ??? やぁ、どうもっす。
キミ達もいつの間にかこの学園にいたんすか?
見たところ、ケガはないみたいっすね。
じゃあ、良かった。
…いや、状況は決して良くないっすけど。
ここがどこだかもわからないですし。
カマツ カエデ うん…そうだよね。
??? ところで、ちょっと聞きたいんすけど…
キミ達はどうして自分がこんな所にいるのか、
覚えてるっすか?
カマツ カエデ あぁ、私はよく覚えてないんだけど…
苗木さんは違うんじゃないかな?
苗木さんはこの学園の生徒みたいだからさ。
??? えっ?そうなんすか?
ナエギ コト いや、なんとなく心当たりはあるけど、
実はボクもいつの間にかこの学園にいたんだよね。
カマツ カエデ えっ!?そ、そうだったの!?
??? じゃあ…やっぱ、
どうやってここに来たのか覚えてないんすね?
だとすると…ここにいる全員がそうなんすね。
カマツ カエデ え?全員って?
??? いや、他の何人かにも聞いてみたんすけど、
みんな『覚えてない』って言うんで。
カマツ カエデ 他の人も…そうなんだ。
??? どうやら…俺らは全員揃って記憶喪失みたいっすね。
ナエギ コト そうみたいだね…
カマツ カエデ 待ってよ…記憶喪失とか大袈裟だよ。
きっと混乱してるだけで…すぐに思い出すって。
??? いや、集団催眠とか洗脳とか、
方法はいくらでもあるっす。
ま、どっちにしろ、
早く思い出せるようになるといいっすね。
このままだと俺…みんなにハブられちゃうんで。
カマツ カエデ ハブられるって…どういう意味?
??? 実は、俺が思い出せないのは、
ここに連れて来られた時の事だけじゃなくて…
自分の才能についても…なんすよね。
カマツ カエデ …え?
??? ははっ、参ったすよ。
何かの“超高校級”だったはずなんすけど…
…なーんも覚えてねーっす。
カマツ カエデ その話って…本当?
??? もちろん本当っすよ。
ま、信じられなくても仕方ないっすけど。
あ、ところで…まだ俺の名前って、
言ってなかったっすよね?
俺の名前は…天海蘭太郎っす。
今のところ、どんな“超高校級”の才能があるのか
思い出せないんすけど…
ま、怪しいヤツじゃないんで…よろしくっす。
カマツ カエデ あ、でも苗木さんは、
新入生みんなの資料を見てるんだよね?
だったら、天海くんの才能の事もわかるんじゃない?
ナエギ コト それが…ボクが貰った資料には、
天海クンの事は載ってなかったんだ。
カマツ カエデ えー?そうなの?
マミ ランタロウ だったら、俺がここにいる事自体が
間違いだったりしないっすかね?
正直、その新入生っつーのも覚えがないんで。
ナエギ コト それはないよ。キミも間違いなく、
超高校級として選ばれた生徒のはずだよ。
マミ ランタロウ んー…言い切るんすね。
ナエギ コト 資料に載ってまかったのは、
別におかしな事じゃないんだ。
ボクが見たのは所詮、
生徒が見られる程度の内容の資料だし…
超高校級の生徒の中には、自分の才能を
簡単に知られたくない人だっているからね。
大丈夫。キミの才能の事も、
きっといつか明らかになるはずだよ。
マミ ランタロウ ははっ…まぁ、心強く思っておくっす。
カマツ カエデ この人…自分の才能を覚えてない割には、
結構あっけらかんとしてるんだね…
マミ ランタロウ …変すか?自分の才能を忘れた割に、
気にしてなくて。
カマツ カエデ …えっ?
マミ ランタロウ いや、逆にちょっと楽しみなんすよ。
俺って、どんな“超高校級”なのかなーって。
という訳で…これから仲良くして欲しいっす。
しばらく、ここから出られないかもしれないんで。
カマツ カエデ やめてよ。すぐに出られるに決まってるじゃん。
マミ ランタロウ …そう簡単にいくんすかね?
カマツ カエデ それって…どういう意味?
マミ ランタロウ いや、意味とかないっす。
なんとなく、そう思っただけなんで。
…あははっ、気にしないでいいっすよ。
カマツ カエデ ………………
この人…爽やかで喋りやすそうな人に思えたけど、
なんか…
何考えてるのか…よくわからないよ。
アマミ ランタロウ
(チェック2回目以降)
マミ ランタロウ せめて、ここから出るまでには
自分の才能を思い出したいっすね。
まぁ、時間はたっぷりありそうだし―――
おっと、そういう風に言うのは
やめた方が良いっすよね、あははっ。
カマツ カエデ ………………
ゴクハラ ゴンタ ゴクハ ゴンタ ………………
カマツ カエデ うわ…なんか怖そうな人。
体も大きくて…筋肉ムキムキだし。

あの…ちょっといいですか?
ゴクハ ゴンタ …え?
ありがとうっ!
カマツ カエデ …は?ありがとう?
ゴクハ ゴンタ あ、ごめんっ!驚かせちゃったね!
ゴン太、見た目が恐いせいで、
あんまり、初めての人に話し掛けて貰えないんだ。
だから、紳士的にお礼を言うよ!
話し掛けてくれて、ありがとうっ!
カマツ カエデ ご丁寧に…どうも。
なんか…見た目で怖い人だと思ったけど、
そんな事ないのかも。
ゴクハ ゴンタ あ…ごめん!
自己紹介を先にしないといけなかったね!
えっと…名前は獄原ゴン太で、
“超高校級の昆虫博士”なんだ。
ゴン太は紳士になりたいんだ!
本当の紳士を目指しているんだよ!
カマツ カエデ ふーん、ゴン太くんって名前なんだ。
可愛い名前だね。
ゴクハ ゴンタ そ、そうかな…ありがとう。
カマツ カエデ なーんだ、本当にいい人なんだね。
怖がって損しちゃったよ。
ゴクハ ゴンタ そっか…やっぱりゴン太って怖かったよね?
カマツ カエデ あっ、そういうつもりじゃ…
ゴクハ ゴンタ ううん、いいんだよ。
子供の頃から言われ慣れてるから。
カマツ カエデ 子供の頃から…なんだ。
ところで…昆虫博士なんだね?
それって…
ゴクハ ゴンタ …あなたは昆虫が好きなの?
カマツ カエデ えっ?昆虫かぁ…えっと…
ゴクハ ゴンタ …昆虫、嫌いなの?
カマツ カエデ …え?え?
ゴクハ ゴンタ こ、昆虫が…嫌いなんだねっ!
カマツ カエデ え、えっと…嫌いな訳ないよ!
むしろ大好きだよ!
ゴクハ ゴンタ ………………
…そっか、良かった。
昆虫が好きな人に悪い人はいないよね。
カマツ カエデ あ…う、うん…
そう…だね…
ナエギ コト もし、昆虫が苦手でも…
ゴン太くんには、ちょっと言いにくいね。
カマツ カエデ 実は、私って昆虫はあんまり得意じゃないんだけど、
隠しておいた方がいいかも…
ゴクハラ ゴンタ
(チェック2回目以降)
ゴクハ ゴンタ 昆虫が好きな人に悪い人はいないよね。
赤松さんも昆虫が大好きで、ゴン太は嬉しいよ!
ヒナタ ハジメ カマツ カエデ あの人も…超高校級の才能を持つ新入生なのかな?
ヒナタ ハジ ん?苗木か。どうかしたのか?
ナエギ コト 日向クン、後輩を連れて来たよ。
“超高校級のピアニスト”の赤松楓さん。
あのね、赤松さん…
彼もキミの先輩に当たる人なんだ。
カマツ カエデ あっ、この人も先輩だったんだ。
また間違えちゃうところだった…

あの…赤松楓です。よろしくお願いします!
ヒナタ ハジ 俺の名前は日向創だ。
先輩って事でいいのかわからないけど…よろしくな。
カマツ カエデ 先輩なのか違うのか…どっちなんですか?
ヒナタ ハジ あぁ…俺はここにいる他のみんなみたいに、
超高校級の才能がある訳じゃないからさ。
カマツ カエデ えっ?超高校級の人じゃないんですか?
ナエギ コト でも日向クン…
赤松さんは間違いなくボク達の後輩だよ。
彼女は…今回の主人公だからね。
カマツ カエデ …主人公?
ヒナタ ハジ そういう事なら、確かに俺の後輩でもあるな。
別に、先輩風を吹かせようって訳じゃないけど…
何かあったら相談してくれよ、赤松。
カマツ カエデ えっと…ありがとうございます。
ここには“超高校級”が集まってるのかと思ったけど…
そういう訳でっもないのかな?
それにしても…主人公って、なんの事だろう?
ヒナタ ハジメ
(チェック2回目以降)
ヒナタ ハジ 別に、先輩風を吹かせようって訳じゃないけど…
何かあったら相談してくれよ、赤松。
ヨナガ アンジー ヨナガ ンジー やっはー!元気ー?
こちらは夜長アンジーだよー!
“超高校級の美術部”なのだー!
アンジーは神さまの声が聞けるんだー。
島の神さまがいつもアンジーの隣にいるからねー。
カマツ カエデ へー、随分と信心深い子なんだなぁ…
ちなみに、アンジーさんの専門って絵画?
それとも彫刻?
ヨナガ ンジー んー、どっちもやるよ。
絵も描くしー、彫刻も彫るしー。
でもね、アンジーは体を貸してるだけなんだ。
やってるのは神さまだから。
にゃはははははー!神ってるでしょー!
カマツ カエデ へぇ、なんか面白いね。
良かったら今度、アンジーさんの作品を見せてよ。
ヨナガ ンジー もっちもちー。
その代わりイケニエになってねー。
カマツ カエデ イケ…ニエ…?
ヨナガ ンジー アンジーの島では、毎週月曜日と水曜日の朝に、
イケニエ収集のトラックが迎えに来るんだ。
カマツ カエデ …ゴミ出し感覚のイケニエだね。
ヨナガ ンジー でもでもー、安心してー。
イケニエって言っても大量の血を貰うだけだからー。
カマツ カエデ 何を…安心しろって?
あ、私はちょっと貧血気味だから…ごめん。
こ、この子…いい子とか悪い子とか以前に、
なんか近寄りがたいかも。
ヨナガ アンジー
(チェック2回目以降)
ヨナガ ンジー 貧血が治ったらイケニエになってねー。
代わりに、アンジーの作品を見せてあげるよー。
カマツ カエデ ほ、本気で私をイケニエにする気なの?
サイハラ シュウイチ カマツ カエデ ねぇ…あなたも、この学園の新入生?
サイハラ ュウイチ う、うん…そんな覚えはないんだけど、
いつの間にか、そんな話になってるみたいで…
カマツ カエデ …って事は、あなたにも“超高校級”の才能が
あるんだよね?
サイハラ ュウイチ 最原終一…です。
一応“超高校級の探偵”って事になってるけど…
カマツ カエデ えっ、キミって探偵なの?
凄いじゃん!
サイハラ ュウイチ いや…本当は探偵って名乗れるほどの実績なんて
まだなくて…
たまたま、遭遇した事件を解決させた事があって…
それで、そう呼ばれるようになっただけだから。
カマツ カエデ いや、たまたまで事件は解決できないと思うよ?
胸を張っていいんじゃないかな。
私の名前は赤松楓。
“超高校級のピアニスト”なんだ。
最原くん…よろしくね。
サイハラ ュウイチ こちらこそ…よろしく。
カマツ カエデ 探偵さんか…ちょっと頼りなさそうだけど、
困った事があったら相談してみようかな。
サイハラ シュウイチ
(チェック2回目以降)
サイハラ ュウイチ 僕、この学園に入学した覚えはないんだけど、
いつの間にか、そんな話になってるみたいで…
もしかして、僕達…
何か厄介な事に巻き込まれてるんじゃ…
シングウジ コレキヨ ングウジ コレキヨ 『僕が何者か?』って?
そうだネ、まずはそれを明確にしようカ…
僕の名は真宮寺是清…
“超高校級の民俗学者”と呼ばれているヨ…
カマツ カエデ …民俗学者?
ングウジ コレキヨ …あまり聞き馴染みがない?
良かったら簡単に説明するヨ?
カマツ カエデ じゃあ…お願いしようかな。
ングウジ コレキヨ 民俗学は…習慣や伝説、民話や民謡など、
古くから伝承されてきた民族を研究する学問なんだ。
普段の生活の中にも色んな風習があるけど…
中には、由来のわからないものもあるでしょ?
たとえば…七五三や節分。
そういうものの検証を通じて、
伝統的な風習や思考面から解明する学問なんだヨ。
伝統的な文化、信仰、風俗、習慣、思考の様式を
解明する為の学問…ってところかな。
カマツ カエデ うーん…わかったようなわからないような。
けど、なんだか楽しそうだね。
ングウジ コレキヨ もちろん楽しいヨ…
人間そのものを観察するような学問だからネ。
僕は思うんだ…
人間には無限の美しさがあるってネ。
カマツ カエデ …え?
ングウジ コレキヨ 僕は様々な土地で様々な人間を見てきた…
すべての人間は醜い面も含めて…とても美しいんだ。
だから…僕は興味あるんだ。
この困難な状況で人間のどんな美しさが見られるかネ。
クク…クククク…
人間っていいよネ。
カマツ カエデ み、見た目通りの…不気味な人なんだね。
シングウジ コレキヨ
(チェック2回目以降)
ングウジ コレキヨ この困難な状況で人間のどんな美しさが見られるか…
とても楽しみだヨ…
クク…クククク…
ハルカワ マキ ハルカ マキ 春川魔姫…“超高校級の保育士”
カマツ カエデ へぇ…“超高校級の保育士”なんだ…
ハルカ マキ …子供が好きそうに見えない?
カマツ カエデ …え?
ハルカ マキ それ、当たってるよ。
別に子供なんか好きじゃないから。
カマツ カエデ で、でもっ“超高校級の保育士”て事は、
逆に子供から大人気とか?
ハルカ マキ ………………
あいつら…意味不明だよ。
なんか私に寄って来るんだよね。
面倒見がいい訳でも、
愛想がいい訳でもないのにさ。
カマツ カエデ でも、子供って見る目があるって言うよね?
その子供に好かれるって事は…
春川さんって実は…愛が深いタイプとか!?
ハルカ マキ ………………
カマツ カエデ うんうん、きっとそうだよ。
自分にぴったりの道を選んだんだね。
ハルカ マキ …選んでない。私に選ぶ事なんてできない。
カマツ カエデ …え?どういう事?
ハルカ マキ 別に…なんでもないけど…
私はずっと孤児院で育って…
そのままそこを手伝わされるようになっただけだから。
カマツ カエデ 孤児院…そうだったんだ。
ハルカワ マキ
(チェック2回目以降)
ハルカ マキ 私、ここに入学した覚えなんて
ないんだけど…
何がどうなってるのか、説明してくれない?
カマツ カエデ わ、私に言われても…
男子トイレ カマツ カエデ ここは…多分、男子トイレだよね?
は、入るわけにはいかないよっ!
??? ナエギ コト あ、待って!
カマツ カエデ え?どうしたの?
ナエギ コト 君に任せるって言っておいてなんだけど…
体育館は校舎の1階にあるんだ。
他のみんなも1階にいると思う。
だから、ひとまずこの階を調べて見た方がいいよ。
カマツ カエデ うーん、先輩がそう言うなら…
ここは従っておこう。

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